先日、川合左余子先生のヴァイオリン指導法講座へ参加してきました。
お題は、【スケールワーク】
どんな風に生徒に育って欲しいですか?と不意に聞かれ、
『自分で思ったことや、感じたこと、考えたことをoutput出来るようになって欲しい。
バイオリンはそのための手立ての1つと考えています。』と答えました。
やっぱりそのためには、
音楽の言語である楽譜が読めることは、基本中の基本。
・・と言う話をすると、

「別に作曲とかしないから…」
いやいや音を拾って追うだけでは、カラオケと一緒。
別な例えをするなら、英会話も、英会話の本の中の言葉だけでは会話は成立しないでしょう?
「耳コピで大丈夫!」
天井がきます。音源のある曲ばかりじゃないですし・・。
そして、”音楽を聴く”ことには音楽をコピーする以外の役割があります。

2時間の講義の中では、

実際に生徒となって、ワークシートへ記入。異名同音とか、ちょっぴりヒヤヒヤ笑

合間には、私自身も今、レッスンで取り入れている”共鳴音”の話も。
頭の中が満杯で、
たとえは悪いのですが、お掃除後の掃除機です笑
”満杯です〜”のランプが点滅・・・
実は、川合先生の講座は2度目の参加なのですが、
いつも”即使える”情報とノウハウをモリモリ余すところなく
教えてくださるので、終了後は、プシュ〜・・・・となります。笑
今日学んだこと、そして【スケールの重要感】をいかに自分が消化して、子どもたちに伝えるかー。
・・と言うのも、
『スケールが出来ないと、曲が弾けない』と呪文のように言われ、
ひたすら・・・ただただひたすらに、意味も分からず反復練習
弾いては、
『音が合ってない』
弾いては、
『自分の音を聴いてない』
とにかくダメダメ…
・・・ダメ出しの嵐!!
音が合わないのは、耳が悪いからなの?
それとも左手?
ひじの角度?
親指の置いている場所?
・・・
解決の糸口が見えないダメ出しはホントに辛く、
お陰で立派なスケールアレルギーになりました。
弾かなくて済むなら、
弾かずに済ませたい…みたいな。笑笑
とりあえず先生に言われたからー
受験科目に合ったからー
だから弾きます。
こういう生徒はつくりたくない。笑
自分が反面教師です。
それでも!
スケールは、避けては通れない、
これがクリア出来ていないといつか必ず天井がくることも、実感済み。
これも、自分が反面教師です。
生徒が上達を実感出来るスケールワーク、
取り入れていきたいです。
川合先生のヴァイオリン指導法講座は、定期開催されています。
単発で受講可能ですので、ご興味のある方はぜひ。
川合左余子先生の著書
『いまさらきけないヴァイオリンの常識』/音楽之友社
川合先生のblog『音に心を』