『お家で全然練習しないんです』
保護者の方からよくご相談をいただきます。

私は私以外は楽器を弾かない音楽とはほぼ無縁の家で育ちました。

なので、もともとは日常の中に”練習”というものは存在しなかったのです。

家の人が誰もこの”練習”についてのスタンダードを持ち合わせていなかったので、
練習時間(長さやタイミング)については強制されたことがありませんでした。

なんとなーく自分の中で
夕食後の19時〜22時。

3時間が練習タイムと習慣化して行ったのは、
これは小学校高学年くらいから。

夕食が終わって19時過ぎてもリビングに居ると
母の無言のプレッシャーが・・・ジワリジワリ・・笑

受験期は、もっと増えて平日は1日8時間の練習。
終わるとそのまま床に崩れ落ちるように眠っていた気がします・・

が!


そんな私も始めたての4歳〜5歳ごろは、

1週間に1回?2回?
(当時のおけいこノートによると・・。)

時間もどれぐらいやっていたのか・・
ヒェ〜先生ごめんなさい!!

最初の先生についていた期間はずーっとそんな感じだったと思います。
ますます先生ごめんなさい!

今、親として4歳の娘のおけいこに付き合う日々です。

(写真*3さいなりたての頃。)
最近こそ、
本人自ら『あ!弾かなくちゃ〜』といそいそと楽器の前へ向かいますが、
はじめは、”練習する時間”の確保”親としての関わり方”に苦戦しました。
(関わり方についてはまた別の機会に。)

はじめは決まった時間に
”練習タイム”として固定化したくて、いろいろ試しました。

●朝の登園前
●帰宅食後
●夕食後
●寝る前etc・・・

どれも一長一短。
上手く行った日もあれば、ダメな日もあり。

試行錯誤の結果、
隙間時間練習が我が家には一番しっくりきて今に至ります。

練習!と切り替えて、背筋ピン!よろしくお願いします!ではなく、

『あ、お風呂の前に今ちょっと弾いてこよ〜』的な感じです。

なので、休日起き抜けにいきなり弾くみたいなのもあります。笑
今、現時点では娘の日常の中に
おやつの時間と同じような感覚で
ピアノやバイオリンがあることで良いと私は思っています。

最低ライン(3回弾くとか)は決めますが、
それがたとえ1回になったとしてもOK。

大事なのは日常として”続いていくこと”

この時期の練習は、
習慣化するという意味での質より量(毎日毎日の積み重ねという意味の量)
量より質(1日の練習は集中しているうちに終わらせる。我が家は1〜2回。)
という相反する要素が重要だなぁと実感しています。

 

娘の楽器ゾーン。
ピアノ教室でいただいたカレンダーが貼ってあって、
練習したらシールを貼ります。