ルラルさんのバイオリン/いとうひろし
ールラルさんは、年に一度か二度、
こっそりバイオリンの手入れをしますー。
めったにひきません。
ギーコギーコ・・ギーコギーコ・・
ギーコギーコ・・
いくら練習してもギーコギーコ。
ルラルさんは、うんざりしてバイオリンをやめてしまったのです。
でも、このバイオリンはルラルさんの
お父さんのバイオリンでした。
・・・
ギーコギーコにうんざりしてやめてしまったルラルさんの気持ち。
ワニの一言に「そんなもんかな」と、
もう一度バイオリンを手にするルラルさんの心の変化。
こんなカラフルポップな絵本なのに、ちょっぴり心がチクリ。