【”一緒に楽しむ”土台。演奏会はお祭りだ!!】
私のバイオリン教室のポリシー、
いや、音楽のポリシーをつくったのは、
親でも、
バイオリンの師匠でも
どこかの著名なバイオリニストでもなく、
高校時代に出会ったとあるアマチュアオーケストラです。
出来立てで、バイオリンは2人?3人?・・かといって他の楽器が揃っているわ
けでもない。
これって本当にオーケストラ?っていう・・・笑
練習で使っていたところもよく覚えていないのだけど
なんだかホテルの会議室のような会場・・。
でも、そんなことは当時の私にとっては全く気になりませんでした。
だって、
友達の目や耳を気にしないで、
のびのび弾ける!笑
学生時代の私にとって、バイオリンは常に自分が評価されるツールで、
自分の存在価値というか、音大という場の住民権をかけて日々課せられるプレッシャー。
なんのしがらみもなく、ただただ音楽に浸れるその空間と時間が本当に楽しかったことを覚えています。
その日から5年間。
そのオーケストラにお世話になりました。
そこのコンセプトは、”初心者のための楽団”。
当然、経験者は自分だけだったので、
そのままコンサートミストレス(コンサートマスターの女性版)就任。
当時16歳だった私–。
メンバーそれぞれの技術に多少の差はあるにしても、基本的に”初心者”の集団。
初心者の集団と銘打ってるにもかかわらず、演奏会はしっかり年2回。
選曲も中・上級者と変わらないものです。
どっひゃ〜笑
《とにかくやってみる!初心者でも初心者なりに。演奏会はお祭りだから楽しんで!》
これが楽団の姿勢でした。
そしてどんなにボロボロでも、
エキストラ(人数のバランスや演奏の水準を保つために入れるお手伝いのこと)は入れずにそこにいるメンバーでやるー。
これがポリシーでした。
燃えました〜!!!!
メンバーそれぞれの技術面をどうカバーするか、どんな練習が効果的かー。
練習計画を立て、
補助教材的なプリントなんかも作ったりして試行錯誤を繰り返しました。
福島の片田舎で、
『コンクール?なにそれ美味しいの?』ぐらいノンビリと、
”好き〜”な気持ちだけで弾いていた私が飛び込んだ世界は、
”好き”は当たり前。
”弾ける”のも当たり前の世界–。
上手な人の手前、音楽好き〜とか、バイオリン好き〜とか気軽に口にしちゃいけない気がして(勝手にね)、
何のために、
どこを目指して弾いていいのかわからなくなってしまった。
確かに、音楽には聴き手が必要不可欠。
その存在をもって完成すると言う意見もある。
でもね、まずは自分なのだ。
下手だろうがなんだろうが、
自分のありのままの姿で、やりたいことをやればいい。
だって、自分の音楽だから。自分のために弾くのだから。
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